
北海道には、Halal Gourmet Japan に掲載しているお店が40軒あります(2026年10月時点)。そのうち半分ほどが札幌市内にあり、残りは小樽、旭川、帯広・十勝、ニセコやルスツのリゾートなど、道内の各地に散らばっています。
北海道は広いので、お店も行き先に合わせて探すのが近道です。この記事では、旅の行き先から探せるように、札幌、新千歳空港と小樽、旭川、帯広・十勝、そのほかの町とリゾートに分けて、どんなお店があるかを紹介します。お店の紹介は、それぞれの掲載ページに書かれている説明にもとづいています。
札幌のラーメンと和食
すすきのにある「Halal Ramen YUKIMIYAKO – Wagyu & Sushi Sapporo」は、ラーメンと和食のお店です。鶏白湯ベースの和牛ラーメンのほか、和牛しゃぶしゃぶや寿司も出しています。南3条東1丁目には、ハラール認証を受けた和牛ラーメンの「ハラール和牛ラーメン新宿亭札幌」があり、店内で礼拝もできます。
北4条西1丁目のホクレンビル地下の「ラーメン札幌一粒庵(いちりゅうあん)」は、北海道産の食材と自家製麺でラーメンをつくっていて、北海道の「北のめぐみ愛食レストラン」に認定されています。南4条西10丁目の「福の樹」は、野菜とチキンが中心の麺のお店で、海老のメニューがいちばん人気です。店主自身も、豚肉もお酒も口にしないそうです。南6条西3丁目には「ラーメン寳龍(ほうりゅう)」の総本店も構えています。
海鮮丼なら、札幌の古い市場として知られる二条市場に「どんぶり茶屋 二条市場店」があります。その日の旬のネタを使った日替わり海鮮丼をすすめていて、焼きホッケや汁物も人気です。
札幌のインド・トルコ・タイ料理
札幌には、各国料理のお店もそろっています。
南5条西20丁目の「インドカレー ミルチ」は、1982年に創業したインドカレーのお店です。ムスリムのインド人シェフが料理をつくり、有機玉ねぎをベースに、水を使わずにつくるカレーが自慢です。最近、ムスリム向けの専用メニューをつくったそうです。
インド料理では、ほかに南3条西4丁目の「ジョーティ ザ ドアー トゥ インディア」、北3条西7丁目の「スパイス ダイニング チャンダマ」、北17条の「ダワット カフェ レストラン ハラール 札幌」、北2条東4丁目の「タージ・マハール 札幌ファクトリー店」があります。ジョーティとチャンダマは、牛肉と豚肉を扱っていないそうです。ダワットは、オーナーがムスリムのお店です。
北12条の「ザ ケバブ」と豊平区平岸の「ケバブステーション」は、トルコ料理のお店です。どちらもトルコ人のシェフが料理をつくっていて、ザ ケバブでは17時からドネルケバブをお客さんの目の前で焼いています。北8条西6丁目の「がぱおう」は、化学調味料に頼らず手づくりにこだわるタイ料理のお店です。
白石区の「JICA北海道レストラン」は、掲載ページの対応状況にハラール料理とベジタリアン料理が載っています。清田区の「温活カフェ&サロン ナチュラリスト(要予約)」は、礼拝場所のある完全予約制のカフェです。
新千歳空港と小樽
二条市場の「どんぶり茶屋」は、新千歳空港の国内線ターミナル3階にもお店を出しています(「どんぶり茶屋 新千歳空港店」)。着いてすぐ、あるいは帰りの便の前に、北海道の海鮮丼を食べられます。
小樽運河のすぐ近くの「どんぶり茶屋 おたる堺町通店」は、小樽港から届く魚介を使っています。焼きホッケや炙り海鮮丼が人気で、店内で礼拝もできます。
旭川
旭川では、ラーメン、ジンギスカン、蕎麦、和牛丼が食べられます。
「元祖旭川ラーメン一蔵(いちくら)」は、ムスリムのお客さん向けに、サケやニシン、利尻昆布でだしをとった「オホーツクしょう油」のラーメンを出しています。ラードの代わりに米油を使っているそうです。「大雪地ビール」では、冷凍していない肉(ハラール認証あり)を使ったジンギスカンが食べられます。
旭川駅の近くにある「蕎麦雪屋」は、北海道産の蕎麦を、温かいものと冷たいもののどちらでも出していて、天ぷらと一緒に食べられます。「花月会館 料亭かぶと」は、宮崎のハーブ牛を200g使った黒毛和牛丼を紹介しています。
帯広・十勝
帯広と十勝には、カニ料理や鍋料理から、チーズやお菓子まで、いろいろなお店がそろっています。
帯広の「かに大将(要予約)」は、毛ガニ・ズワイガニ・タラバガニを使った料理を出す、家族で営むカニのお店です。当日の予約も受け付けていますが、10名以上の場合は3日前までに申し込みが必要です。「元気部屋」は、海と山の幸と野菜をたっぷり入れたちゃんこ鍋のお店です。「ピザ カチバル」は十勝産の食材を使うピザのお店で、ムスリムフレンドリーなメニューにはパスタとデザートも含まれます。
芽室町の「松久園」では、十勝の水で育てたニジマスの料理を、礼拝場所もある古い母屋で食べられます。中札内村の「十勝野フロマージュ」は、チーズとアイスクリームをつくる工房の直売店で、こちらでも礼拝ができます。
お茶とお菓子なら、帯広の「十勝ベーグルカフェプールトゥ」(礼拝場所あり)、抹茶のソフトクリームがある「お茶のふじ」、ハラール認証の商品を含む和菓子を売る「とかち製菓和菓子アウトレット」があります。帯広の「JICA北海道(帯広)レストラン『おびくっく』」は、ハラールチキンを使ったメニューを用意していますが、掲載ページによると、アルコールを含む調味料を使っています。
そのほかの町とリゾート
「ルスツリゾート 雪花亭」は、「ハラル御膳」と「ハラル牛しゃぶしゃぶ」を用意していて、店内には礼拝場所もあります。十勝のサホロリゾートにある「サホロリゾートホテル」は、ムスリムフレンドリーな対応を1週間前までの予約で受け付けています。礼拝場所についても、事前に確かめるよう案内しています。
苫小牧の「きょうど料理亭 せきはら」は、北海道の食材を使う日本料理のお店です。宗教上の理由による食事に対応していますが、その場合は事前に電話で予約するよう書いています。
ほかの探し方
道内の掲載店は、北海道のレストラン一覧でまとめて見られます。店内で礼拝できるお店だけを見たいときは、礼拝場所があるお店の一覧が便利です。札幌にはモスクもあります。モスクや礼拝スペースの探し方は、日本のモスクと礼拝スペースの見つけ方をまとめた記事で紹介しています。
ラーメンのどこに豚肉やアルコールが使われやすいかは、ラーメンのスープやたれで気をつけたい点をまとめた記事をご覧ください。
出かける前に確認してほしいこと
掲載している情報は、お店の都合で変わることがあります。メニューや対応の内容は、リンク先のページと現地の案内でご確認ください。
ハラール対応の内容(認証の有無、食材、調理環境など)は、お店ごとに掲載ページに記載しています。ご自身の基準に合うかどうかは、掲載ページの内容をご覧のうえ判断してください。
おわりに
札幌のラーメンとカレー、二条市場や小樽の海鮮丼、旭川のジンギスカン、十勝のチーズやカニなど、北海道は町ごとに食べられるものが違います。行き先が決まったら、近くのお店の掲載ページを開いて、ハラール対応の内容を確かめてみてください。
画像について
- アイキャッチ(大通公園とさっぽろテレビ塔): 撮影 ノボホショコロトソ / CC BY 4.0 / Wikimedia Commons
この記事は、ハラールレストラン検索サービス Halal Gourmet Japan の運営メンバーが書いています。Halal Gourmet Japan では、日本全国のハラール対応レストランやお祈りスペースを検索できます。アプリ(iOS / Android)からもご利用いただけます。
ムスリムの友人が日本での外食に苦労する姿を目にしたことをきっかけに、ムスリム向けレストラン検索サービス「ハラールグルメジャパン」を立ち上げ、2014年のサービス開始以来10年以上にわたり運営を続ける。
フードダイバーシティ株式会社(旧ハラールメディアジャパン)を共同創業(現在は退任)し、飲食店のハラール対応とムスリム向けインバウンドの分野に精通。
ハラールグルメジャパンは世界140か国以上で利用される国内最大級のハラール対応レストラン検索サービスで、全国のハラール対応飲食店と礼拝所を多言語で紹介している。
